人気の診療科:消化器科

人気の診療科:消化器科

消化器疾患の患者層は多岐にわたり、食道・胃・小腸・大腸・肝臓・膵臓・胆嚢など消化器系の疾患を扱います。

 

手術を主に行うのは外科、それ以外は内科になりますが、消化器科とまとめて病棟単位となる場合もあるようです。

 

そのため、検査、処置、観察に対して幅広い知識を必要とするのが特徴となります。

 

看護師さんのタイプにも「内科が好き」「外科が好き」とさまざま。好みがわかれやすい診療科の1つです。

 

検査・処置・治療の幅が大きく、急性期から緩和ケアまで

 

自覚症状があり、受診される方に対してさまざまな検査が行われるため、検査に対する説明、処置、介助など知識、経験も必要になります。

 

時に自覚症状がない患者さんも多く、異常の早期発見に努めるのも大切なお仕事です。

 

また、検査で診断がついても、治療内容も多岐にわたります。

 

状況によっては病状の説明を受けた患者さんやご家族へのフォローも必要で、豊富な経験を生かして説明します。

 

現在は、高齢者の手術や化学療法、緩和医療など、年齢に限らず治療方針がさまざまであり、時に認知症の患者さんへの術後管理やご家族の意向で病状を告知されないまま、加療を受けている患者さんも多いようです。

 

外来に継続して治療する化学療法や、疼痛緩和しながら在宅へ戻られる患者さんなどもいるため、外来訪問看護等への連携調整も大切なお仕事です。

 

がんなどの診断においては治療方針も幅広く、日々医療技術の進歩も目覚しいので、研修参加や勉強会などでの情報収集もナースとしてのスキルアップに役立つことでしょう。

 

がん化学療法看護、緩和ケアなどの分野で認定看護師を目指したり、がん看護等の専門看護師を目指したりなど、新たなステップへ進む方もたくさんいます。

 

病院の規模による違い

 

病院の規模により、治療・検査する内容に差があり、治療方針に関しても手術の種類により他の病院へ転院するケースもあります。

 

しかし、消化器症状をもつ患者さんは、どの病院にもいらっしゃいます。

 

内科、外科を問わず、一度経験しておくと役立つことは間違いないでしょう。

 

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