学会認定看護師の資格

学会認定看護師の資格

キャリアアップのために認定看護師専門看護師も目指したいけれど、子育てとの両立や金銭的にも受験するのは難しく、断念されている方も多いようですね。

 

しかし、認定・専門看護師だけでなく、看護師資格を十分生かした専門分野での資格として「学会認定」「団体認定」の資格があります。

 

多少の金銭的投資や時間も必要ですが、自分のペースで資格取得まで進めることもできますし、資格取得後にスキルを生かして働くことも可能です。

 

もっとも、認定・専門看護師と違い、待遇面でのアップは難しいかもしれません。

 

しかし、職場によっては、学会認定資格を生かした職務内容への異動が可能だったり、給料査定に影響するケースもあるようです。

 

ナースが取得可能な学会・団体認定資格

 

各種学会が認定

 

移植コーディネーター、NST専門療法士、禁煙支援専門看護師、血管診療技師、呼吸療法認定士、産業看護師、心臓リハビリテーション指導士、褥瘡学会認定士、ストッキングコーディネーター、体外循環技術認定士、透析療法指導看護師、透析技術認定士、フットケア認定指導士、排尿機能検査士、JNTEC、JPTEC、ICLS、・・・など

 

各種協会が認定

 

栄養情報担当者、介護予防指導士、家族相談士、健康運動指導士、受胎調整実施指導員、消化器内視鏡技師、精神科認定看護師、性暴力被害者支援専門看護職、糖尿病療法指導士、認定看護管理者、ACLS、BLS、ITLS、PALS、・・・など

 

認定を受けるまでの流れ

 

一例として、JSPEN(日本静脈経腸栄養学会)の栄養サポートチーム専門療法士(NST専門療法士)の場合、下記の流れで認定を受けることができます。

 

  1. 看護師資格取得から5年間以上、医療・福祉施設に勤務し、栄養サポートに関わる業務に携わる
  2. 学会に入会
  3. 単位取得(学術集会・臨床栄養セミナー・地方会・認定されている他の学会への参加など)
  4. 認定教育施設で40時間の実地修練(症例報告)

 

これらの条件や準備期間を経て、NST専門療法士の受験資格を得ることができます。

 

実際、認定試験を受けるまでには3年程度かかりますが、研修を受けたり学会に参加したりしていく中で他の病院の人との交流ができたり、新しい情報がどんどん入手でき、スキルアップのきっかけにもなります。

 

また、医療費算定の中にはこれらの資格取得者が病院に在籍し活動を行うことで「加算」がとれるものもあります。

 

病院にとってもメリットがあることから、転職の際には給料や勤務面での条件交渉が可能になる場合もあります。

 

自分のナースとしてのスキルアップ・キャリアアップのために、興味のある分野を探してみてはいかがでしょうか?

 

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