ナースの海外留学事情
世界的にもナース不足と言われる現状の中、日本でのキャリアと資格を生かし、よりステップアップするため、また語学留学をかねて英語圏への留学者が増えています。
留学といっても内容はさまざま。日常会話や医療英語を学ぶものから、看護師資格を生かしたキャリアアップまで、学ぶ内容は多様化しています。
特に人気がある留学先は、アメリカ・オーストラリア・カナダ・ニュージーランドです。
海外留学の内容
各国の看護師資格を取得するためのコース、希望する分野の看護ケアを体験する研修プログラムコースなど、さまざまなプログラムと期間の設定があります。
例:
- 学士取得・看護師免許取得
- インターンシップ
- 看護研修(スタディーツアー)
日本の看護師資格を保有し、ブランクなく働いている場合、語学力レベルにより学士取得までに短縮が可能な場合もあります。
看護師資格までは不要、でも医療現場で働いてみたいという方は、看護助手(アシスタントナース)として現地の医療・介護施設で勤務することも可能です。
現地の病院や大学を見学し、医療現場の違いを見たり、留学に向けた下見を行うことができます。
WEBやセミナーなどで十分情報が得られない場合も、2週間ほどの短期ツアーで日本の医療現場との違いを学習し、長期留学を決める方も多くなっています。
大学見学ツアーもありますから、自分に合った国、また学びたいものも決められるでしょう。
国によって勤務スタイルも違い、日本では記録などペーパーワークに時間に費やす事も、諸外国では実践的・技術面重視となることが多いため、ナースとしてのキャリアアップにもつながります。
簡単に決めるものではないから、しっかり検討!
留学・研修を受けに行くためには、お金も必要。また、自分の方向性を決める時間も十分必要になります。
海外留学を検討してから実際に留学するまでの期間は、平均で2年以上必要とされています。
興味があるものはどんどん資料請求やカウンセリングを受けてみると良いでしょう。
留学先や内容により自分が事前に準備しなければならないものも違ってきますから、時間をかけて検討したいですね。