企業看護師の心得

企業看護師の心得

病院で働く場合と企業で働く場合では、状況も大きく変わってきます。

 

企業看護師として勤務を考えているのであれば、意識の改革が必要で、まずはビジネスマナーを身につける必要があります。

 

病院という環境は、実は特殊な職場であると言えます。

 

考えてみると、「お客様」である患者さんが来なければ経営すらままならない接客業という要素も強いわけですよね。

 

でも、患者さんの側から見ると、診察をしてもらわなければ命すら危ういという状況にあるため、ともすれば患者さんと同列、更にひどい場合には患者さんよりも上の立場という意識で仕事をしている医療スタッフは多くいます。

 

実際、看護師の注意や医師の指示に従わない患者さんには強い口調で注意などをすることもあるため、一概にそれが悪いとは言えませんが、ビジネスという観点から見れば、かなり特殊だと言えます。

 

「お客様」に対するスタンス

 

対して企業に勤める場合、そこに尋ねて来る人がいれば、基本的にその人は「お客様」という立場になります。

 

ですから、必然的に立場も下であると言う意識を持って仕事をする必要があります。

 

病院では患者さんをお客様として扱っていたことはほとんどないと思いますが、社会一般のビジネスマナーでは、自分に利益をもたらす相手は全てお客様として扱い、こちらが下というスタンスで働かなければいけません。

 

企業でナースとして働くのであれば、その企業にとってのお客様と直接に接する機会は多くないかもしれません。

 

でも、そのような企業で社員として勤める以上、企業とお客様の関係を理解して、それを踏まえて普段から振る舞う必要があるということです。

 

企業看護師の仕事とマナー

 

企業勤務のナースは、通常、その企業で勤める社員の健康管理をするという役割が中心になります。

 

その観点で考えると、企業看護師の元へ来る人は、必ずしも「患者」ではありません。

 

多少の悩みや気分の落ち込みなどで相談に来るケースもあり、すべての人が何かしらの異常を抱えているわけではありません。

 

しかし、そのような人も含めて、訪れるすべての相手に対して平等に親切に接する必要があるのも、企業看護師の仕事であり、ビジネスマナーでもあります。

 

また、仕事の際の制服に関しては、ある程度企業からの指定もあるでしょうが、清潔感のある簡素なメイクや服装などを心がけるといいでしょう。

 

社員食堂などに行く際には、病院のように制服ではダメですから、私服にもある程度気を使ってください。

 

さらには、名刺交換の仕方、電話の応対、さらには書類のファイリングやデータ管理のしかたなど、その企業が推奨している方法を覚えて守る必要があります。

 

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