人気の診療科:脳神経外科
脳神経疾患においては、重症化しやすく、後遺症などの面でアプローチが必要になるなど、看護師の観察力や介助・リハビリサポートが必要です。
意識状態・見当識障害に伴い従命が入らない、そのような患者さんに対しては転倒事故などがないよう、車いすへの移動や歩行介助、寝たきりの患者さんへの処置など、看護ケアが多いのも特徴でしょう。
病院の規模による違い
病院の規模にも差が大きく、脳神経外科といっても手術頻度が低い病院もあります。
病床数の少ない個人病院でも、脳卒中に対する血栓溶解療法(rt-PA等)を含む「超急性期」治療が可能な病院から、手術件数は少なく「頭痛外来」「認知症外来」など内科的疾患を中心に多方面でのアプローチから手術を含めて治療する病院までさまざまです。
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脳外科勤務の看護師の役割
病状によっては後遺症のため、長期的な社会復帰までのリハビリテーションが必要だったり、介護が必要になったりと生活スタイルが大幅に変更されるということもあり、患者・家族への身体的・精神的アプローチが必要になります。
また、意識状態や身体症状の悪化など、ちょっとした変化に気付ける観察力が必要不可欠です。
加えて、他職種(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・薬剤師・ソーシャルワーカー等)との連携を密に行うため、豊富な知識も必要とされます。
嚥下機能の障害などから他の栄養療法への切り替えを余儀なくされる場合もあり、スキルアップとしてケアマネージャーやNST専門療法士・摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士などを目指す方も多いようです。
入院から次の方向性までを担う、幅広い知識や経験を必要とするのが脳神経外科。
一度は経験すると、ナースとしての多方面での仕事に役立つこと間違いないでしょう。
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