有料老人ホームの仕事
福祉施設の中でも、その中心になるのは全国に3,000ヶ所以上もある有料老人ホーム。
高齢化によってこれからもっと増えるとされるこうした施設にも、看護師は必要とされています。
介護付有料老人ホームの中にも、医療サービス・看護サービスを必要とされる方も増えてきており、入居者の人数により看護師配置が決められています。
最近では、新しい施設入所のカタチとして、本当は自宅で最期を過ごしたいけど、介護に関して家族に迷惑を掛けたくないと考えて、終末期を施設で過ごされるために入所するというスタイルも増えてきています。
入所者が増えるということは、ナースの需要が増えていくということがわかりますね。
健康維持がメイン
入所者の健康維持がメインになります。
業務内容としては、バイタルサイン(入浴の可否の判断)、入浴後の処置、インスリンなどの自己注射の支援、内服管理、胃瘻管理と栄養、喀痰吸引、往診医師との連携、病院受診介助などがあります。
施設の種類(介護付・住宅型)などにより、可能なサービスが変わってきます。
施設スタッフ(ケアマネージャ−、介護職員)と役割分担し、時に職員へのアドバイスなども行います。
病院勤務とは違った忙しさ
基本的に「生活の場」であるので、病院と違って日常のあわただしさ等はありません。
しかし、家族との連絡調整、訪問医・連携病院・薬局との連絡調整、介護保険制度の関わる医療面での書類作成などの事務的作業も多いのが特徴といえます。
「老人ホームは仕事が楽」というイメージをお持ちの方も多いようですが・・・
病院(病棟)勤務経験者が初めて老人ホームで働くときは、勤務内容のギャップに驚くことも多々あります。
入所者の異常の早期発見、早期受診につなげられるよう、観察力も大切です。
ナースとしての経験が求められることもしばしばあります。
勤務は日勤中心
夜間の看護師配置は義務化されていないので、日勤が中心で、常勤者は交代で緊急時のみ連絡が入る宅直というスタイルを取っているところが多いです。
しかし、インスリン注射や胃ろう(経腸栄養)の注入などにより食事時間に影響されるため、早番・遅番などの時差出勤を行うところもあります。
残業がほとんどなく日勤中心のため、子育て中のママナースにも働きやすい職場といえます。
病院とは違った面で、やりがいがあるお仕事です。
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